欧州問題、地政学的リスク、有事のドル買い・・


stock_index_67227765昨日の東京株式市場は、


ドイツ証券の誤発注騒動に始まり


軟調な展開に終始しました。



スペイン国債格下げから、


スペイン株式市場は下落し、


欧州経済への懸念がくすぶっています。



NY株式市場は、ISM製造業景況指数


が予想より強い数字が出たことで、


一時、ダウ平均はプラスに転じたものの、



英BPによるメキシコ湾の原油流出を


食い止める作業が失敗したことが嫌気され


エネルギー株が下落。



また、イスラエルの偵察機にレバノン側が


砲撃したとの報道が伝わり、地政学リスクが


意識され、株式、原油先物、ドルともに


下落しています。



CME225先物は、9615円で終了しており、


昨日の大証イブニングの終値付近で、


寄り付くものと思われます。



現在の株式市場は、欧州問題に加え、地政学的リスク


が意識され、買い材料が見当たらない状況。




したがって、個別物色が強まることになるでしょう。

ドルについては、地政学的リスクが高まる中、


「有事のドル買い」が意識されるかもしれません。

ドルの動きには、注意しておきましょう。




来週11日のSQを巡り、先物市場での


攻防も考えられることから、主力銘柄には


資金が向かいにくく、それまでは、小型株中心に


物色されそうです。



今後の相場展開については、テクニカルでの


ダブルボトムを確認後、買いが入るのでは


ないでしょうか。



時期的には、来週のSQ前後ということに


なると思います。


それまでは、幕間つなぎ的に小型株での売買か、


売買を休むことが良いのではないでしょうか。




今の市場は、狭いレンジで揉み合い、


なかなか、きっかけが掴みにくくなっています。




ただ、それは、今後発生する大きなトレンドへ


向けての発射台となり、今からその準備をしておきましょう。



基本的には、「株高=円売り」という構図に


なると思います。



したがって、その兆候を確認した段階で、


一気にポジションを作ることを考えます。


インデックスが上昇するなら、主力中心に、

ポートフォリオを組み立てます。