中国の利上げが、資金の流れを変えてしまうか・・・


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【海外の株式・商品市況】

NYダウ : 10978.62 -165.07
ナスダック:2436.95 -43.71
米10年債:2.4750 -0.0160

CME225先物: 9480 -50

NY金:1335.1 -36.1
NY原油: 83.08 +1.83

 

【寄付き前外資系証券10社経由の注文状況】

売り 1670万株
買い 1030万株

差し引き 6400万株の売り越し



【本日の重要指標】

17:30:英中銀議事録(英)
27:00:地区連銀経済報告(米)


【本日のポイント】

中国人民銀行が、0.25%の利上げを行なったことで、
海外株、原油先物、金価格など、リスク資産が急落
しました。


今回の中国の利上げは、サプライズとなり、
今後、リスク資産がどのような動きを見せるかに
注目が集まりそうです。


NY株式市場は、中国の利上げや、バンクオブ・アメリカへ
NY連銀がモーゲージ債の買戻し要求をする可能性が
あると報じられたことで、銀行株が指数を押し下げ、
また、期待されていたIBM、アップルの決算が失望感を
誘い、ダウ平均は大幅安となりました。


今回の中国の利上げは、短期的にはネガティブに働くかも
知れませんが、中期的に見れば、国内の株式市場には
プラスに働くものと思われます。


国内外のファンドのリバランスが期待されるほか、
中国に過剰に向かっていた資金が日本国内にも
還流してくることが考えられるからです。


世界経済のエンジンとなっている中国が停滞することで
リスク資産の縮小が懸念されますが、今は、世界的な
カネ余りの状態にあり、それほど、心配することは
ないと思っています。

短期的な影響が、どの程度あるかを見ていきたいと思います。
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