日経平均株価は、8000円を割る可能性が高まる・・・


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海外株式市場の下落により、日経平均株価は、
8100円台まで下落。

おそらく、8000円の大台を割り込む可能性が
高まりつつあります。

日経平均株価の動きを見ると、指数の下落とともに
出来高も減少しているのがよく分かります。

これは、機関投資家、ファンドなどがリスク回避の

動きから、ポジションを閉じる動きが出てきたことを
意味するものと思われます。
彼らは、保有しているポジションを一定のルールに
より管理しています。
したがって、良い悪いに関係なく、全体の運用方針の
転換や、P/Lの関係から、このような局面で
ポジションを徐々に整理してきます。
しかし、問題は指数の下落と比例して出来高が減少している
ということです。
株価が大底を打つときは、指数の下落に勢いが付き、
出来高も急増します。
これは、機関投資家や個人投資家が、一気に市場での
売却を行なうことにより起こる現象です。
したがって、東京市場は「まだ、本格的な投げは起きていない」
と見るべきで、指数はまだ下げる可能性が高いわけです。
ちなみに、2008年10月のリーマンショック、
2009年のドバイショック、今年の大震災時、
いずれも、出来高急増を伴って、株価は大底を
形成しました。
今はまだ、その現象が見られません。