来週以降、キャッシュポジションを引き上げる。
来週からの取り組みかたについて、
お話していきたいと思います。
まず、材料面からお話します。
本日の日経新聞によると、ギリシャの破綻回避による
緊縮策については、可決する方向であるものの、
その実行力については、警戒感がぬぐえていない模様。
３月には、国債償還を控えており、この償還を通過する
までは、各国の緊張状態は緩和されない可能性があります。
またＳ＆Ｐは、イタリアの金融機関３４行を
一斉に格下げを行いました。
ＦＲＢバーナンキ議長も、欧州財政、金融危機について
「重大な懸念」と、その影響について注視すると
声明を出しています。
市場は一旦、ギリシャ問題に警戒感を緩和させましたが
ふたたび、市場には緊張が走っています。
また、米国の株式市場は、需給面で
一旦は、売りに傾く可能性が高まってきています。
≪ＮＹダウ≫
≪Ｓ＆Ｐ500 ≫
したがって、来週以降は、日経平均株価などの
指数について、下げを警戒する局面になると
考えておくべきでしょう。
来週以降はできるだけ保有株数を絞り、
キャッシュポジションの比率をできるだけ高く
引き上げるべきでしょう。
つまり、できるだけ株式から現金に換えておくということです。
ただ現状では、低位株への資金流入は衰えていませんので、
主力銘柄を売却した資金が、低位株に向かう可能性が
十分に考えられます。
市場での物色動向を確認していきたいと思います。
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