欧州域内金融機関への資本注入を示唆


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【海外の市況】

前日日経平均終値:8456.12
IV:32.90
NYダウ : 10808.71 +153.41
ナスダック:2404.82 +68.99
米10年債利回り: 1.821 +0.065

CME225先物: 8530 +80

NY金:1614.7 -41.3
NY原油: 75.67 -1.94


【寄付き前外資系証券10社経由の注文状況】

売り 1950万株
買い 1100万株
差し引き 850万株売り越し


【本日の重要指標】

09:30:8月小売売上高(豪)
17:30:2Q-GDP(英)
18:00:8月小売売上高(ユーロ)
21:30:9月ADP雇用統計(米)
23:00:9月ISM非製造業景況指数(米)


【相場観測の材料】

・欧州域内金融機関に資本注入示唆
・重要経済指標発表相次ぐ



【今日のポイント】

NY株式市場は、バーナンキFRB議長の
議会証言が行われ追加緩和を辞さないことを示唆した
ことから下げ渋る局面もありましたが、
積極的に買い上がる動きにはつながりませんでした。

ただ、引け前に、欧州域内金融機関に資本注入の
可能性があると伝わった直後、相場は急反発し
結局、153.41ドル高で終了しました。

FRBバーナンキ議長は、追加緩和について、
「米国経済の問題に万能薬はない」とも述べており、
金融政策の限界についても認めています。

今回の動きで、相場反転のきっかけは欧州各国の
財務問題、並びに欧州金融機関への資本投入など
これらの諸問題ということになりそうです。


本日は、欧米で重要経済指標が相次いで
発表されます。

まず、欧州では英国第2Q GDP
ユーロ圏で、8月の小売売上高
米国では、ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数
と、株式、外国為替市場に影響のある経済指標です。

ある程度、悪い数字は織り込んでいると
思われるものの、ネガティブな数字には
敏感に反応するでしょう。

本日の東京市場は、米国市場の反発もあり
寄り付きは買い戻しから始まると思われ
ますが、買い一巡後は、戻り売りに押される
可能性があります。

欧州問題で一喜一憂する相場はしばらく続くでしょう。

今後、震災後の最安値である、8227.63円を割り込み、
7000円台に突入することも想定の範囲内に
考えておくべきです。


7000円台に突っ込み、そこで出来高が急増すれば
完全に「買いにシフト」ということになると
想定しています。

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