米雇用統計を控え、動き難い展開を想定


20130522_tokyo_exchange_rate_1239_w800【海外の市況】
日経平均株価終値:9576.06
IV:20.47
NYダウ : 12837.33 +78.18
ナスダック:2935.69 +25.37
米10年債利回り: 1.976 +0.033
CME225先物: 9650 +70
NY金:1683.3 +11.9
NY原油: 106.16 +1.46
【本日の重要指標】
08:50:10-12月GDP改定値(日)
11:00:2月都心オフィス空室率(日)
13:30:企業倒産件数
20:00:1月鉱工業生産(独)
22:30:新規失業保険申請件数
【相場観測の注目点】
・8日、ギリシャ債務交換期限。
・ギリシャ、強制的債務削減懸念
・米景気回復期待
【今日のポイント】
昨夜発表された、米ADP雇用統計は、
市場予想を上回り、米景気回復期待から
株式、ドルともに買い戻される展開と
なっている。
本日の市場の最大の関心事は、民間債権者が
ギリシャの債務交換に応じるかどうかにある。
昨夜は、やや楽観的な見方が広がったようだが、
現状では、自発的参加者が必要水準に届いていない。
もし不調に終われば、債権者へ強制的に債権放棄が
行われ、その場合は市場は大混乱に陥る可能性がある。
日ごとに、楽観、悲観を繰り返すため
最悪のケースも想定しながら相場を
よく見ていく必要があるだろう。
明日、米雇用統計が発表されることもあり、
市場としては動きにくいが、雇用者数の増加
が見込めるため、どちらかといえば
買いに有利な状況にありそうだ。
以上のことから、本日は動きにくい相場展開を
想定するものの、短期資金が向かいやすい環境には
変わりなく、低位材料株への短期売買で凌ぎたい。
主力銘柄は見送り。
しかし、スピード調整後は、主力銘柄に資金が
向かいやすくなると思われるので、今から銘柄は
選別しておきたい。
【本日の戦略】
CME225先物は、9650円で、
シカゴの取引を終えているため、
寄り付きは、買戻しで始まるだろう。
ただ、買い一巡後は、揉み合いの展開と
なりそうだ。
先述の、ギリシャの動向への懸念もあるため、
狭いレンジでの揉み合いを想定する。
したがって、事態がはっきりするまで、売買は控えたい。
明日、米雇用統計が発表されるが、事前の予想は
前月より強めの数字が予想されている。
先物については、買いをメインシナリオとする。
ただ、本日においては様子見としたい。

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