ヘッジファンドの決算・・・、どう動??
GWですね。
皆さんは、旅行に出かけていると思いますが、
私は連休中も、ずっと仕事です。
あー、寂しい・・・
でも、考える仕事は、連休のほうが
ゆっくり落ち着いてできます。
相場が立っていると
頭の中は、「ギンギン」していますから
なかなかアイデアが浮かんできません。
冒頭、
「超サプライズなコンテンツを計画中です。」
と書いていますが、これも連休中の課題です。
ちょっと雲行きが怪しいかな??
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大型連休に突入した瞬間、
NY株式市場は、再び急落・・・
私は、ほとんどキャッシュの状態で、
少しだけ、空売りをしています。
私の会員さまや、友人には、
「休み前に、現金化したほうがよい」と
何度も伝えました・・・。
メルマガの読者にも、
「空売りの勉強をしておいてください」と
お話しています。
「空売りは、損失が無限大なので危険だ」と
いう方もいるようですが、その方は多分、
空売りをしたことがない人だと思います。
中国のように、高い経済成長を続けているような
国の株式を空売りするのであれば、理解できます。
ですが、日本株のケースは、それには当てはまりません。
また、このブログでお伝えした
「5つのテクニック」を実行している限り、
「損失無限大」ということはあり得ません。
とっくに、損切りを実行しています。
ですので、やったこともない人の意見を
鵜呑みにしないようにしてください。
・私はすでに、空売りの準備をすすめ、
そのタイミングを虎視眈々と狙っています。
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今回のゴールドマンサックスに対する
刑事捜査のニュースは、少し気になっています。
5月という月は、このメルマガでもお話していますが、
ヘッジファンドの決算に絡む、少しややこしい時期なのです。
ここで、少しだけヘッジファンドの決算について
触れたいと思います。
一般的に、ヘッジファンドの決算は、
11月は「本決算」、5月は「中間決算」
といわれています。
彼らの報酬は、「成功報酬」ですので、
運用するファンドの利益が上がって
はじめて報酬を手にすることができます。
裏を返せば、利益が上がらなければ、
報酬は得られないということになります。
昨年の11月末、ドバイショック以降、
世界の主要な株式市場は、
大きく値上がりを続けています。
11月は、ヘッジファンドの本決算。
決算期を過ぎれば、新規資金を持って
市場で勝負に出ます。
そして、予想通り、5月の連休前まで、
株価は上昇しました。
さて、ここで、皆さんに考えていただきたい
事があります。
いいですか・・・??
もし、あなたがヘッジファンドの運用責任者なら
株を買いますか?
それとも、売りますか?
どうしますか??
今、主要株式のインデックスは、
大きく、値上がりしています。
今、利益を確定すれば、
とんでもない額の「報酬」を受け取れるでしょう。
それとも、さらにリスクを取って、
周りの投資家が、ビビッて売ってくるところを
買いに回りますか??
私なら、ゴールドマンの事件もどうなるかわかりませんし、
ギリシャ、ポルトガルのソブリンリスク懸念もあります。
一応、企業決算も出揃いました。
したがって、
一旦は利益を確定する行動を取るでしょう。
もし、海外のファンドがそのような行動に出るなら、
5月は、ポジション解消(持っている株を売却する)
から、株価は下げる可能性が高まります。
(もっとも、彼らは高度なヘッジ手段を
講じているはずですが・・・。)
以前、お伝えしたように、
信用取引の評価損率は、
いまだ、5%台で高止まりしています。
過去の経験則から言えば、
当然、大きく下落しても
おかしくない状況です、
もうひとつ・・・
先月か、今月初めか忘れましたが、
日経新聞の株式欄に
「今年の相場は2004年と似ている」
という報道がありました。
以下、2004年の日経平均の動きです。
2004年は、4月31日から、5月5日まで
連休で取引はお休みでした。
ここだけ考えれば、2004年と同じになります。
2004年当時は、金融機関への公的資金注入から
経済状況は、若干、持ち直しの動きが見られました。
このあたりも、現状と若干の違いはありますが、
よく似ている部分といえるでしょう。
だからといって、連休明けに
「株価は急落するよ・・・」と
言っているのではありません。
ただ、総合的に判断したとき、
「ちょっと警戒しておく必要もあるだろう。」
ということをお伝えしたいのです。
そして、もし万が一、弱気シナリオになった場合、
自分が、どう行動するかを、今のうちから
考えておいていただきたいのです。
予想なんて、いつも外れます。
世界的著名なエコノミスト、アナリストでも
当たり続けている人などいません。
当然、私の予想なんて、
何の意味も持たないでしょう。
ですが、「準備」することは、
どんな人にもできることなのです。
ぜひ、この休みを利用して、
いろんな文献を読んでみてください。
ネットにも、いろんな情報があります。
せひ、休み明けの戦略を
楽しんで、自分なりに考えてみてはいかがでしょうか。