ギリシャ、ユーロ離脱へ!?


20130522_tokyo_exchange_rate_1239_w800昨夜、S&Pがギリシャのユーロ離脱について
言及しています。
その内容は・・・
「今後、数ヶ月以内にギリシャがユーロから離脱する
確率が、少なくとも3分の1はある。」との
見方を示したようです。
もし、ギリシャがユーロを離脱するということになれば、
海外からの金融支援を受けることが出来なくなり、
ギリシャ国債は、デフォルトにつながるという見解も
同時に示しています。
また、日本経済新聞電子版によれば、
著名投機家のジョージ・ソロス氏が、講演を行い、
ユーロ崩壊に対して、欧州金融当局者に対し、
残された時間は、あと3ヶ月であるとの
認識を示したようです。
つまり、ユーロ崩壊を回避するために、
残された時間は、3ヶ月間ということを明言しました。
この記事によれば、ユーロ圏には、
中央銀行間の決済システムが存在し、
ドイツ連銀から南欧諸国に大量のマネーが
供給されているため、仮にユーロ崩壊となれば、
この資金が回収不能に陥るとのことです。
ソロス氏は、この処方箋として、
・欧州域内への金融機関に、直接的な資本注入
・預金流出を防ぐため、「欧州預金保険機構」案
を挙げているようです。
で、ただ悲観的な話ばかりでは
メルマガを書く意味はないので、
今後、どう考えるかについて述べてみたいと思います。
・6日 欧州中銀理事会
・7日 FRBバーナンキ議長の議会証言
・17日 ギリシャ再選挙
・28-29日 EU首脳会議
が開催されます。
焦点は、ギリシャへの対応と、ユーロ崩壊への
危機対応ということになるはずです。
世界の金融市場は、これらのことに
敏感に反応してくるでしょう。
私たちにできることは、このようにリスクの高い
状況において、自分の身を守ることが最優先されます。
つまり、不確実性が高まるマーケットでは、
何が起こっても良いように、ポジションをセロに
しておくか、極限までポジションを絞り込むしかありません。
昨日、TOPIXが、バブル崩壊後の最安値を
更新しましたが、日経平均株価もその可能性が
高まってきています。
これまで何度も「買い準備」ということを
述べてきましたし、その考えは今も変わりません。
状況が刻々と変わる現在のマーケットでは、
「こうなったら、こう動く」というように
シミュレーションを何度も重ねることが重要です。
私は、先ずは「買い準備」を行い、欧州を取り巻く環境に
ポジティブな内容が得られた場合、それを実行する。
そうでなければ、当面、買いを見送り、
それまでは動かない、あるいは“超目先”で
売りを仕掛けるというように決めています。
とにかく今は、予想で動くような局面ではありません。
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ニュースに敏感になり、どういう報道がなされれば
マーケットはどう動くのかということを、
しっかり、目で確認してみてください。
歴史は確実に変わろうとしていることに
間違いはありませんから・・・。


「2012年度版 株リッチ・プロジェクト」

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