揉み合いの展開になりそう・・・
昨日の東京株式市場は、先物主導で下落。
中国の景気指標が発表され、強い数字となったことが
早期利上げ観測への思惑に繋がったとの見方から、
市場には下押しの勢いが強まりました。
NY株式市場は、小幅反落。
今回のEU諸国の緊縮財政政策への懐疑的な見方や、
中国の、早期金融引き締めへの警戒感から、
結局は、下落して取引を終えています。
現状の市場のコンセンサスは、良い材料には
瞬間的に反応するものの、それ以上、買いに動く行動には
至っていません。
したがって、EU諸国の問題がある程度、安心感が持てる
状況になるまで、更なる株価の上昇は難しいのではないでしょうか。
特に、今月は、海外ファンドの決算期の解約応答日に当たるため
海外勢の買いは期待しにくい環境にあります。
目先の展開としては、日経平均株価で1万円の攻防となりそうです。
日経平均株価、1万円ラインで止まるようならば、買戻しの動きが
広まると思いますが、1万円の水準を大きく割り込むことも否定できないため、
現段階では、様子を見たいところです。
今は、7月以降の相場展開を考えながら、銘柄を選んでおく時期でしょう。
業績の良いもので、売られすぎ感の強いものを優先に、
銘柄のリストアップをオススメしたいと思います。